OBインタビュー(第1回):1期生寺島「"生きる"と"働く"を重ねたい」。

伊達 直希

2017年9月12日

こんにちは!STORYインターン生の伊達です。

今回は、STORYの1期生である寺島 慧伍(てらしま けいご)さんにインタビューをしました。ゼロから始まった創業期のSTORYを支えてこられた、伝説の先輩です。現在は社会人2年目で、ソフトバンク株式会社の採用チームで活躍されています。そんな寺島さんに自身の大学生時代を振り返っていただきました。大学生と社会人との違いについても迫っていきます。

STORY1期生としての一年間

-寺島さん、本日はよろしくお願いします。まず始めに、STORYへの入社動機をお伺いしてよろしいですか?

はい、こちらこそよろしくお願いします。入社動機ですが、STORYが掲げている「子供たちの可能性を広げる教育を」という理念に強く共感したからです。

私は大阪の下町で生まれ育ちました。小学校、中学校、高校といずれも公立の学校に通い、遊びから部活、勉強までめいっぱい取り組んで過ごしました。大学受験については少し悔いが残るものの、志望していた国立大学に合格することができました。

大学の前半は勉強やサークルを頑張りながら、特にアルバイトに精を出していました。飲食店やカラオケ店、遊園地といった接客系のアルバイトをしていましたが、本当に色々な人と出会って、日々新しい会話や発見があり、それが楽しくて何時間も働いていました(笑)。

話を戻しますね。高校生の頃から、ある問題意識を持つようになり、それがきっかけで教育に意識が向くようになりました。問題意識というのは、毎日楽しく充実感を持って生きている人がいる一方で、何となく自分の人生に諦めを持って生きている人がいるということ。少し言い換えると、自分自身や人生に期待を持っている人と、期待を持てていない人。この違いは何だろうかと。

高校生の頃は経済的な差、つまり裕福な家に生まれるか貧しい家に生まれるか、ただその違いだと思っていました。その考えが変わり始めたのは大学入学後です。大学に入って学内・学外での交友関係がうんと広がり、さらに接客系のアルバイトを通して様々な大人や学生、子供たちと出会いました。その中で感じたのは、自分の人生に期待を持てるか否かは、家庭の経済状況だけでは説明できないということ。裕福な家に生まれても、自分自身や人生に期待を持てていない人がいるし、逆に貧しい環境で生まれ育っても自分自身に期待を持てる人がいる。偏差値やどの学校に通っているか、という差でもない。ただ一つ言えるのは、「その人が過ごしてきた環境」゙「自分に期待を持てるかどうか」に大きな影響を与えるということ。もちろん生まれもった遺伝的な差もあると思いますが、生まれてからどのような環境で過ごすかは非常に重要だと。

所属してきた家庭や学校、交友関係、部活、習い事。それぞれのコミュニティでどのような教育を受けたのか。重んじられていた文化や規範は何か。人間関係はどうだったか。成功や失敗の経験はあるか、その時に周囲はどのような反応を見せたのか。他者から期待されたことはあるか。自分を信じてくれた人はいたか。

子供が過ごす環境はいくつもありますが、最も大きなものは家庭学校です。学校は国や行政、つまり社会が担うものです。その人が充実した人生を送れるかどうか、幸せになれるかどうかに、過ごした環境が大きな影響を与えるなら、社会がそこに責任を持つべきです。学校が提供する教育はテストで良い点を取ることや、いい大学に行くことのためにあるのではありません。その人の人生をより良いものにするためにあるべきだと、そう考えるようになりました。

STORYはまさにこの課題に取り組んでいました。今の教育はもっと良いものにできるし、その先にいる子供たちが少しでも自分に期待を持てるように、いきいきとした人生を送れるようにしたいと。 当時はまだ生まれたてで生徒数ゼロの塾でしたが(笑)、STORYの目指す世界を聞いて入社を決めました。

-ご自身の経験とSTORYが描く世界とが重なったのですね。次は、入社後に取り組まれてきたことについて教えてください。

はい、まず僕が入社したのは2015年の4月です。時系列で順に述べていくと

  • 駅前交渉(4~5月):駅前でチラシを片手にSTORYが価値を届けられる生徒を探す
  • 学校営業(5月~8月):学校側の課題をヒアリングし、STORY式教育コンテンツを提案
  • 採用(5月~16年3月):プロジェクトマネージャーとして採用全体を推進し実業務(母集団形成や採用面談など)も担当
  • TOPGUN(6月~16年3月):指導チームリーダーを含めた組織のミドルマネージャーとしての業務

以上です。インターン期間の後半は採用・指導のマネージャー業務が大半を占めていました。

-なるほど。では次に、STORYで働く中で、大変だったこと・楽しかったことについて教えてください。

はい、まずは大変だったことについて話しますね。特に大変だったのは、自分が入社してから半年ぐらい経ったころ。組織の中で価値を出せていないと、強く感じていました。もちろん最低限やるべきことはやっていましたが、成果が出なかったし、そもそもこれほどまでに頑張ることの意義を見出せませんでした。そのため、結果的に稼働の量も落ち、さらに価値が出せなくなるという負のサイクルにはまっていました。 また他の領域で圧倒的な価値を出しているメンバーと自分を比べ、強い焦りを感じていました。

-それはしんどいですね。その状況はどうやって打破しましたか?

はい、やはり最も大きかったのは、STORYの目指す世界と今自分が取り組んでいることの繋がりを改めて認識できたことですね。

稼働の量も落ちて組織への貢献度も低かった自分に、経営陣は時間を割いてコミュニケーションをとってくれました。私自身がなぜSTORYに入ったのか、今の教育の課題は何か、STORYはどういう社会を目指しているのかを、改めて認識することができました。こうやって話していると何だか簡単なことのようにも思えますが、日々猛烈に仕事をし、それでも成果が出ないという時には、目的を見失うこともあるのだなと。日々自分が取り組んでいることが何に繋がるのか、そして誰のためにやっているのかを意識すべきという、大切な学びを得ました。

-ありがとうございます。他者と比べたりするのではなく、事柄に向かって努力することができるようになったのですね。楽しかったことについてはいかがでしょうか。

そうですね。やっぱり生徒の変化、これが一番嬉しいです。STORYには本当に様々な生徒がいて、抱えている強みや課題も異なります。生徒のことを思って日々試行錯誤するのですが、そう思うようにはいきません(笑)。でも徐々にポジティブな変化が生まれてきます。大嫌いだった英語に取り組めるようになったり、人に話しかけることができるようになったり、相手の話に耳を傾けられるようになったり。小さな変化かもしれませんが、とにかく嬉しいです。

もう一つ挙げるとすれば、自分が採用したインターン生がSTORYで活躍すること、これも大変嬉しいです。採用は本当に難しくて、STORYでその人が活躍するかどうかはもちろん、その人にとって他の選択肢ではなくSTORYで働くことが良いことなのかについても、考えなければなりません。さらに入社後も多くの壁にぶつかって悩むインターン生もたくさんいます。しかし、その先で自らの力を発揮し、組織に貢献している姿を目にすると、めちゃくちゃ嬉しい。採用をやっていて良かったと心の底から思える瞬間です。

更なる成長のため、ソフトバンクへ

-では次に、STORYを卒業されて社会に出てからのお話を伺いたいのですが、今の勤め先であるソフトバンクへの入社動機を教えてください。

はい、端的に述べると、ファーストキャリアとして最も自分を成⻑させることができる環境だと考えたからです。大学三年生の夏、ソフトバンクのサマーインターンシップに参加しましたが、当時としてはめずらしい就労型インターンシップでした。実際に社員証や業務用携帯電話、デスクまで与えられ、二週間に渡って社員の方々と働きました。

まず感じたのは風通しの良さです。年次に関係なくお互いに意見を言い合い、必要な時はしっかりとぶつかり合う。そして一人ひとりの社員の方々が向上心を持って仕事をされていました。その背景にある成果に基づく給与体系や社内転職制度といった、社員の個性を活かそうとする制度も魅力的でした。

また事業面での面白さもありました。社会の変化に目を背けず、むしろそれを前向きに捉え、テクノロジーを用いて社会の進歩を牽引していく、というところ。そして何より、人の多様性に惹かれました。自分は「人」や「組織」という領域でキャリアを磨きたかったし、だからこそ若いうちに自分と異なる多様な人と働くという経験を積みたかった。

-なるほど、実際に入ってからはどのようなことをされていますか?

人材採用部採用企画課という部署で仕事をしています。ミッションは優秀な人材を採用すること。そのために必要な採用戦略の策定や数字のシミュレーション、そして日々選考を行うために必要なオペレーションに取り組んでいます。また、学生との接点である合同説明会でのスピーカーや面接、内定者フォローも行なっています。

働くモチベーションがそれぞれ異なる

-では次に、寺島さんが社会に出てから感じる、大学生と社会人との違いについて教えてください。

はい、これについては、あくまでSTORYと社会の違いではなく、「大学生」と「社会人」の違いについて話します。

一つは、自ら学び、フィードバックすることの重要性が増したことです。学生の時は受験やテストなどの明確なゴールがあって、そこに向かう手段としての学び方もある程度明確でした。分からない問題があれば、先生や自分よりできる友人に聞けば解決できました。今思えばゴールも手段も非常にシンプルだったなあと。

しかし社会に出るとそうはいきません。仕事の中には答えのないものがたくさんありますし、その過程で自分へのフィードバックを得られる機会も多くはありません。だから日々の業務や小さなコミュニケーションの中で、「うまくいかなかった原因は何か」「もっと別の方法はなかったか」と、自分で考えてフィードバックをする必要があります。これをやらないと、求められているアウトプットも出せないし、自分を成⻑させることもできません。

二点目は人の多様性です。学生時代、部活やサークル、アルバイトなど様々なコミュニティに属していたものの、そこにいる人の価値観やモチベーションは比較的似ていました。しかし社会に出てともに働く人々は、生まれや育ち、所属してきたコミュニティ、価値観といった様々な点で異なると言えます。それゆえコミュニケーションがうまくいかなかったり、問題の解決に時間を要することもあります。しかし、だからこそ人や組織について理解を深めることができますし、寛容性や想像力といった点での学びも多く得られます。

まず自分ごととして捉える

-面白いですね。では改めて振り返ってみて思うSTORYでの学びを教えてください。

たくさんありますが最も大きなものを二つ挙げます。

まずは「当事者であること」です。STORYは今の社会にない新たな教育を創っていく組織なので、日々様々な課題が発生します。「これ誰がやるの?」という、担当が曖昧な仕事も少なくありません。しかしその時に「これは自分の担当じゃない」「誰かがやってくれる」と考えるのではなく、まず自分が組織の一員であることを自覚して、組織で起こる課題は自分ごととして捉えていく。このスタンスを思いっきり学びました。まず経営陣が誰よりも組織課題を自分ごととして捉え、行動されていましたし、そうした当事者として行動することを讃える制度や文化もありました。社会に出る前にこのスタンスを学ぶことができたのは本当に大きかったです。

-なぜ組織の課題を自分で背負うことができたのでしょうか?

そうですね。最も大きいのはSTORYという組織を大きくしたい、その先で少しでも多くの子供に価値を届けたいという思いがあったことです。日本の教育の課題は過去の実体験を通して強く認識していましたし、STORYに来ている子供たちの変化を見て提供している教育の価値にも自信がありました。だから、この組織をもっと良くしたいという思いに迷いはありませんでした。

"生きる"と"働く"を重ねたい

-組織が提供するサービスへの信頼があったのですね。もう一点は何でしたか?

「生きること」と「働くこと」は重ねられるということを知れたことです。STOTYと出会う前は、仕事というのは「何かを我慢して対価を得るもの」だ゙と、そう考えていました。それを疑うこともありませんでした。しかしSTORYの経営陣は違いました。自分が最も大切にしていることは何か、何になら自分の人生を懸けられるのかという、まさに「生きること」を仕事にされていました。

もちろん社会にはそうやって仕事をしたくても、様々な理由があってできないというケースがたくさんあります。そのことを理解した上で、STORYの経営陣の働き方は自分にとって新鮮で強烈で、新たな気づきを与えてくれました。仕事というものへの期待が大きく変わりましたし、人々がもっといきいきと日々を過ごせるように、そういう社会を目指す上での大きなヒントを得られたと思います。

いつかは教育の世界へ

-確かに、これほど個人の意思を尊重する組織もめずらしいですよね。では最後に、今後のキャリアについて教えてください。

はい。まずはいま所属しているソフトバンクの採用チームに貢献することです。今の自分はまだまだ未熟です。とにかく学びと成⻑を重ねて、組織や周囲からの期待を超える成果を残したい。そして、やりきったと思うタイミングで、次のステップへ進みます。教育を通して一人でも多くの子供の可能性を広げたい、そのために思い切り自分の人生を使っていこうと思います。

伊達 直希

NAOKI DATE

神戸市外国語大学
 

ボクシングをずっとやっていたせいか、独りよがりで、よく「一匹狼」と揶揄されます。STORYを通し、最近やっと自分にも仲間ができたと実感しています。これからは、1人ではなくみんなで進んでいける人間を目指して頑張っていきます。

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